MA(移動平均線)其の一
移動平均線
移動平均線は日足(時間足や分足)など、一定期間の終値を平均化することによって
トレンドの方向性を見るものです。
移動平均線の概要
FXで使う移動平均線は主に3つあり、単純移動平均線(MAやSMA)、
加重移動平均線(WMA),指数平滑移動平均線(EMA)があり、基本は
単純移動平均線(MAやSMA)が扱いやすく、基本的に始めるのがいいと
思います。上級者はど(EMA)を使う傾向が多いです。
単純移動平均線(MA,SMA)
計算方法は、(例)5日の平均線の場合なら直近の5日間終値の合計し、それを
5で割ったものが5日平均です。この平均値を折れ線グラフで表したのが、5日
移動平均線です。
メリット :大きなトレンドの動きを教えてくれる。
:少しのイレギュラーな動きなどにも大きく左右されない。
デメリット:トレンドを追従する分析法なので後れる。
加重移動平均線(WMA)
計算方法は、直前の価格を最も評価し、過去に向けて順次小さくする。
メリット :緩やかな上昇や下降は有効。
デメリット:急な変動やレンジ相場にはダマシがでやすい。
※中央部分に重みを置いた三角形移動平均(TMA)などもある。
※海外でよく使われてる移動平均線。
指数平滑移動平均線(EMA)
累積加重平均で、直近の価格にウェートをつけ、一定期間の直近の高値をより重視します。
メリット :SMAよりも市場の変化をより早く反映する。
:期間が長くなるほど大きなトレンドを教えてくれる。
デメリット:レンジ相場などでダマシが多い。
※指数平滑移動平均線の異なる2本の差(短期と長期)をMACD(移動平均収束発散法)といいます。