Fxデイトレードで効く水平線の引き方

チャートに引く水平線とは
多くの参加者が意識しているポイント。
チャートに水平線を引くことは、その通貨の価格に引くことになります。
価格は縦軸として考えるので、水平線を引くとその価格の数字がはっきり
と出てきます。とても意味のある水平線になることが理解できるとおもいます。
どの価格に引いてもいいわけでは無く、多くの人が意識しているであろう価格に引いてトレードの優位性を判断していく事が目的で引きます。
その目安がローソク足がどのように反応したかを見て判断します。
効いている水平線では売り買いが交差しているため、逆側に抜けると
相手の損切も巻き込み大きく動くのでエントリータイミングも大事になります。
ここで注意したいのが、水平線で直ぐに反転や押し目、戻しのエントリーを考えるのでは無く、その水平線でどういった反応をするのか見極める必要があり、慣れてくるとローソク足の大きさなどからエントリータイミングがわかったりします。
初心者のうちはこの水平線で、やたらエントリー回数が多くなったりしがちだが、あくまでも意識されているポイントかどうか見極めて、トレードを有利に組み立てるべき線であることを意識してみることが大切です。

だからあまり多すぎの線は良くなく、今の相場で、直近の大事な水平線はどのあたりになるか、しっかりと精査して1~2本あれば十分。
水平線を引く根拠になるポイントは?
ポイントとなる水平線を引いていく根拠は同じ手順になりますが、
大きい時間足で引ける水平線のほうが重要度が高くなり、5分足よりも1時間足、1時間足よりも4時間足、4時間足よりも日足で引ける水平線のほうが、
チャートからは強い水平線として意識されます。

過去の下落起点高値まできたチャート(カップ&ハンドル)の週足の水平線を
下位足(4時間足)に落としてみてみたのが下のチャート。

小さい時間足で見ると何回も意識されているのがわかります。
もっと小さい足で見ていくともっと意識されているのが確認できるとおもいます。
高値安値
デイトレードの場合は5分足や15分足が執行足(エントリー足)
になってくると思われますので、4時間や日足の高値や安値が意識されていることが多いです。
終値始値
日足などのローソク足の終値や始値になります。
ローソク足だと実体と呼ばれる位置になる。
陽線、陰線の実体がそろったローソク足は意識されることがある。
過去の突出した高値や安値
過去チャートの中に長いヒゲがある場合などは、価格がその水平線に近づくと
意識されてくる。
それと過去に何度も反発している価格に引ける水平線や、レジサポやサポレジ
などが確認できる水平線も意識される。

大きい時間足でチャートに引く水平線のメリット、デメリット
- メリットは何といっても多くの参加者が見ているであろう水平線と
考えられるので、重要な線と意識される。
1時間足で引けた水平線よりも日足で引けた水平線のほうがより多くの参加者が
見ていることになる。
- デメリットは日足などで引いた水平線はデイトレードなどでは、その日にエントリーチャンスが来ないときがある。
チャートの大きい時間足から環境認識して引く水平線
- 逆張りレジスタンスやサポートとなる場合

- 順張りレジスタンスやサポートとなる場合

トレードの執行足(エントリー足)から判断するメリット、デメリット
- メリットはエントリーポイントが早い(時間足が短いから)
- 意識されるポイントが多い。
- デメリッットはエントリータイミングがとても大事になる。
- 一度逆に振られてから思惑の方向に延びたりすることがある。
ラウンドナンバー(キリ番)と近い水平線は意識される
- 00,000などのキリが良い価格に水平線が引ける場合。
- (例)ドル円 100.00や101.00などのキリが良い数字。コンマ下小数点の00の部分
- (例)EURUSD 1.20000や1.22000などのキリが良い数字
- ダウ理論の高値や安値の近くの引ける場合の水平線は意識される
- トレンドの水平線に近いキリ番は意識される。
- レンジに引ける水平線(レイヤ)
(例)レンジの上下に引ける水平線がキリ番の近くならより意識される。

水平線を引く時の注意点
- あれもこれも引いてしまうとやたら線だらけになってしまう。(多すぎ)
(例)どれが大事な水平線かわからないチャート

- 重要でない水平線を引いてしまう。(多くの参加者が見ていない水平線や自分のロジックとは違う感情線などを引いてしまう)
- 要らない水平線を消して、新たに次の水平線を引きなおす。(使わなくなった線は迷わず消していく)